韓国マスコミのプロデュース48関連ニュース翻訳
プロデュース48 日本人の相次ぐ韓国進出をどう見るべきか
2019年3月8日 OH MY NEWS
3月4日WOOLLIMエンターテインメントはMent”プロデュース48″で話題を集めたAKB48所属の高橋朱里と専属契約を締結したと発表した。3月8日竹内美宥もミスティックエンターテインメントと契約し本格的な韓国活動の準備を開始した。
プロデュース48最終投票16位で落選した高橋朱里がWOOLLIMと契約を締結したというニュースは、日韓両国のポータルサイト人気検索ワード1位になるなど話題を集めた。
高橋朱里日本の有名アイドルグループメンバーが韓国芸能界に進出するのは過去に例がなく、その背景について様々な憶測が流れた。
「ふたりはなぜ韓国を選択したのか?」
状況が異なる高橋朱里と竹内美宥
AKB48総選挙で3連連続15位以内にランクインした人気メンバーで、チームBのキャプテンでもある高橋朱里が韓国の芸能事務所と契約したというニュースはファンに衝撃を与えた。
TWICE、NTCなど、これまでにも日本国籍のメンバーが韓国のアイドルグループのメンバーとして活動する例は少なくない。
しかし彼らの多くは韓国の芸能事務所のオーディションに合格し、韓国でトレーニングを受けデビューした。
高橋朱里のように日本のアイドルが韓国のアイドルグループのメンバーとしてデビューするのは今までに例がない。
プロデュース48で誕生したIZ*ONEにもAKB所属メンバーがいるが、これは所属事務所間の契約によるもので高橋朱里、竹内美宥とは状況が異なる。
WOOLLIMの発表によると高橋朱里は間もなくデビューするガールグループの加入する予定だという。
日本の芸能界に詳しいある人物は「高橋朱里と現所属事務所AKSの契約は、韓国芸能事務所の専属契約よりもエージェント契約に近い形態のため、円滑に契約を終了できるだろう」と分析した。
竹内美宥の韓国進出は高橋朱里とは多少異なる。
高橋朱里は現在もAKB48所属メンバーで、予定のスケジュールを終えた後に韓国へ進出するが、竹内美宥は昨年AKB48を卒業した。
これまで竹内美宥はAKB総選挙で上位にランクインした経験がないなど、注目を浴びる事がなかったが、プロデュース48で上位圏を維持したことで日本でも注目を浴びるようになった。
竹内 美宥竹内美宥は最終順位17位で惜しくもIZ*ONEメンバーから漏れたが、これが新たな挑戦への契機になった。
プロデュース48終了後、これまで書き続けた曲をYoutubeで発表するなどAKB時代とは異なる活動を見せた。
ミスティック関係者は「ミスティックの音楽的カラーとシナジー効果を出せるように、トレーニングからサポートする」と語った。
ソロデビューするのかガールグループでデビューするのかなど具体的な事は決まっていないという。
ふたりの韓国進出はまだ不確実な未来である。しかしこの挑戦は芸能活動の大きな転換点なるだろう。
高橋朱里と竹内美宥はプロデュース48でダンス、歌の能力を大きく向上させた。韓国特有のトレーニングシステムは過酷だが、二人にとっては大きな助けになったのだろう。
また中高年層の多いAKBのファンとは全く異なる韓国の若いファンからの声援はふたりが海を超え韓国市場に挑戦する契機になったようである。
高まるK-POPの地位
芸能事務所がアイドルグループに外国人メンバーを加入させるのは海外進出のためだ。
f(x)のビクトリア、EXOのレイなど、中国、香港、台湾など中華圏出身メンバーは中国本土で人気を集め、所属グループが成功すると出身地に戻り本格的な芸能活動を開始する例が多い。
しかし2016年の限韓令以降、中国での活動は中華圏出身者に限られ、韓国アイドルグループの中国活動が困難になった。
そのため日本など中華圏以外のメンバーを活用する例が目立って増加した。
特に音楽市場の規模が大きくアイドルグループの活動に最適な日本は、中国に代わる市場として多くの芸能事務所が注目している。
日本は韓国よりも大きいCD市場を維持している上に、公演市場も活性化しているため魅力的な市場である。TWICEのように多数の日本人メンバーが所属するグループは韓国グループでありながら日本でも親密度を高められる。
WOOLLIM、ミスティックは芸能活動の経験のない練習生ではなく、AKB48出身という経験者を選択し変化を試みた。これは様々な事情を考慮した結果と読み取れる。
プロデュース48日本の芸能人ではあるが、プロデュース48で知名度を高めたため、韓国の音楽ファンが親近感を抱きやすく、新人にとっての大きな関門であるファンの確保も比較的容易な状況でもある。
WOOLLIMはIZ*ONEのメンバーとして活動中のクォン・ウンビ、キム・チェウォン以外に、プロデュース48に出演したキム・スユン、キム・ソヒらの練習生が在籍する。
ここに韓国で知名度を高めた高橋朱里が加われば、注目度が高められる。
高橋朱里はWOOLLIMの発表通り練習生ではなく新グループのメンバーとして加わる。竹内美宥はまずトレーニングを受ける事になるが、それほど長くはならないだろう。
中長期的には日本進出も念頭に置いた布石にも見える。プロデュース48で結成した日韓グループIZ*ONEが良い例になる。
IZ*ONEIZ*ONEは日本デビューに成功し期待通りの活躍を続けている。
新しいアイドルグループとAKB48メンバーの結合がシナジー効果を生み出しオリコンチャートで1位を記録したことは、芸能事務所にとって看過できない事である。
現在LOVELYZで日本活動を続けるWOOLLIMとしては新ガールグループも日本進出を狙うための勝負に出たという評価が支配的だ。
このような動きについてある記者は「日本の芸能人の目に映る韓国芸能界は日本に劣らない魅力的な場所に成長した。J-POPより成長したK-POPの影響力の大きさを表す事例」と分析した。
(翻訳終わり)