韓国マスコミのIZ*ONE関連ニュース翻訳
BLACKPINK TWICEの新曲発売はアイズワン潰し? 日本の評論家の過度な飛躍
2019年4月3日 TOP STAR NEWS
4月1日2ndミニアルバム”HEART*IZ”を発売、本格的活動を再開したIZ*ONEについての芸能記事が話題になっている。
4月2日ゲンダイデジタルは「韓流人気アイドルが続々新曲発売、IZ*ONEが狙い?」というタイトルの記事を掲載した。
この記事は防弾少年団の所属事務所BIG HITエンターテインメントの営業利益の話題に続き、4月に新曲発売予定のアイドルについて
「1日IZ*ONE、2日BOL4、5日BLACKPINK、12日防弾少年団が新曲を発売、4月下旬にはTWICEも新曲を発売する可能性が高い。ひと月の間に5グループの新曲発売が重なるのは異例の事」
と説明した。
これについて日韓芸能ジャーナリスト吉岡斗志氏は「新曲発売日を見ると理由が分かる。IZ*ONE潰しではないのか」と推測した。
吉岡斗志氏によると「当初5月だった防弾少年団の新曲発売は4月に前倒し、3月発売予定だったBLACKPINKが4月に延期した。音楽番組は後から発売したほうが1位と取りやすい。IZ*ONE潰しを狙った戦略」と主張した。
この記事を掲載したYAHOO JAPANでは「真偽はIZ*ONEはそこまで警戒するような存在になったなら、天晴れと言ってあげたい」というコメントが最多の共感を集めた。
しかしこの記事には誤謬がある。
BLACKPINKの新曲発売が延期になった理由はBIGBANGスンリ事件のために発生したYGエンターテインメント内部の問題によるもので、IZ*ONEを潰すためではない。
また防弾少年団は3月12日、TWICEは2月18日に新曲発売を発表した。
一方IZ*ONEは3月18日に新曲発売を発表した。
このため他のグループがIZ*ONEを潰すために新曲発売日を調整したという主張は信憑性が薄い。
日本の一部でこれほどIZ*ONEの成績に神経を尖らせる理由は、IZ*ONEが日韓共同グループのためと解釈できる。
しかし日本人メンバーが12人中3人しかいない点を勘案すると、気にし過ぎているように見える。
YAHOOJAPANの他のコメントは「いちいちうるさい」、「潰すなんてありえないと思う」など記事の論調に同意できないというものが多数だった。
IZ*ONEの新曲”VIOLETA”は、韓国最大の音楽配信サイトMelonの3日午後1時のリアルタイムチャート19位までランクダウン、”VIOLETA”と同日発売のチェン”사월이 지나면 우리 헤어져요”と3日発売のBOL4″나만, 봄”が1位2位にランクインしているのとは対照的だ。
この記事は日本でもそれほど賛同を集められない事から、一部の評論家の詭弁として無視されるものと思われる。
(翻訳終わり)
BLACKPINKは
韓国のチャート集計は月曜日から始まり日曜日で終わる。
IZ*ONEとBLACKPINKにはまだ大きな差があり、現状で同日発売すればBLACKPINKは100%IZ*ONEを潰せる。
でもBALCKPINKはビルボードを意識して金曜日発売、いくらBLACKPINKでも3日間で7日分を売上げるのは厳しい。
しかも今週はファンが悪質な事で有名なEXOのメンバー、チェンが音楽配信チャートで予想外の大健闘を見せ、IZ*ONEを潰すどころか自分が潰されそうな状況にある。
それに加えて所属事務所YGエンターテインメントの不祥事が悪影響を及ぼす可能性もある。
もしBLACKPINKが本気で「IZ*ONEを潰したい、1位を取りたい」と思っているのであれば、同日発売して確実に潰しにくるはず。
だから金曜日発売を選択したということは「IZ*ONE潰しも、音楽番組1位も狙っていない」と宣言したのと同じこと。
TOP STAR NEWSの記事の通りBLACKPINKは3月中旬に新曲発売を予定してたがBIGBANGスンリ事件によって延期、欧米ツアーが事実上4月12日から始まるので5日がタイムリミットだった。
YGエンターテインメントはIZ*ONEのことなど全く考慮に入れなかった事は間違いない。
もう説明するまでもないが、発売3週目以降のIZ*ONEは防弾少年団、TWICEの敵ではない。
音楽番組で1位を取る事の意味
韓国の音楽番組は視聴率1%程度の不人気番組で、出演料も数万円程度。さらに音楽番組ランキングはアイドルグループに極端に偏重したランキングで、ヒットソングの実態をあらわすようなものではない。
防弾少年団、TWICE、BLACKPINKクラスになると「金にならない、宣伝にならない、名誉にならない」番組に出演する意味はない。
それでも出演するのは、応援するグループに音楽番組で1位を取らせるために(不正行為までして)曲を購入してくれたファンへの感謝と、コンサートを兼ねたファンとの交流のため。
アイズワンの現在の人気
4月3日現在IZ*ONEのセカンドミニアルバム”HAERT*IZ”のCD売上枚数は8万枚を超えた。
これはガールズグループ最多記録のTWICEの1stフルアルバム”Twicetagram”を上回るペースなんだけど、音楽配信売上があまり伸びない。
メディア露出度からすると異常なほどの伸び無さで、Googleトレンドが使えないのでNaverのニュース件数で比較すると
- 防弾少年団 27,846件
- TWICE 15,766件
- IZ*ONE 15,561件
- BLACKPINK 10,983件
- (G)I-DLE 10,249件
- ITZY 9,643件
このまま音楽配信売上が伸びなければ、例えCD売上でTWICEを上回ったとしても「ファンは多いがファン以外は誰も知らないアイドル(劣化版EXO)」「日本専用機(女版東方神起)」と呼ばれることになるかもしれない。